亜人とは何だったのか
亜人の正体についていろいろまとまったので、今回はその解説にあたりたいと思います。
亜人のボックとのイベントを2周目に進めたのもあってようやく理解できました。
あの世界の死者は狭間の地の土木に還ることで、黄金樹のサイクルによる輪廻転生を果たすことが信仰されている。
ならず者やモーン城の虜囚からして、黄金樹に還らず不純物を抱えたままこの世に生まれ落ちることに恐怖してる。
呪いの忌み子もそれにあたるらしい。
黄金樹に反旗を翻した奴隷たち
黄金樹の役目は生命の純度を高めてより成長して、繫栄すること。
大ルーンにより修復を果たされるエルデンリングとまんま同じです。捧げものによって補われるという在り方。
エドガー曰く亜人やら混ざりものというのも、人間の従僕として位置しているらしい。
モーンの城が占拠されて殺しを楽しんでいる様子から不可解でしたが、彼らの正体は迫害を受けている前世は人間だった者の末裔たちです。
モーン城やローデイル王都で見かけられた混ざりものたちですが、ミケラの聖樹に行き着いてようやく理解できました。
彼らは世界を生きる一種族として、命を選別する黄金樹の世界に反旗を翻したわけですね。
混種は、坩堝に触れた罰の存在であるとされ
「翼の混種の遺灰」より
生まれながらの奴隷、穢れ者である醜い自分たちを嫌悪しつつ、居場所がない彼らは生まれ変わりを求めている。
「混ざりもの」も生きているんだ友達なんだ
混種の戦士は一枚岩というわけではなく、ケイリッドの個体のように未だに奴隷として仕えているものもいます。
あるいは荒れ果てた王都ローデイルのように、野犬を付き従えて人の死体の山を築いているのは王家に反逆した個体。
真っ当に生きるために生まれ変わりに伴ってしまった呪いを祓おうという祈願を抱いており、それを求めてミケラの聖樹に至ったのでしょう。
もしくは、ボックのように「産まれ直し」にその希望を託したわけですね。
歌を歌う蝙蝠に人の頭の化け物も、ギリシャ神話に登場する怪物ハーピーからきています。これらも不完全な混ざりものなのでしょう。
理由としてはしろがね人や死に生きるものも同様でしたが、黄金樹に還らない生命は差別される宗教観を根付かせており、その抵抗として内戦を起こしたのが亜人だったわけです。