ゲーム 作品解説

【MGS5:TPP】なぜ「MGSV」だったか? スカルフェイスやミラーという我々の「鏡」を今だからこそ語りたい【1984年】

2025/3/31

『1984年』が突いた「人間の在り方」 『1984年』は「真理省」に勤めている主人公ウィンストンが処刑されるまでの生き方をジョージ・オーウェル氏によって描かれたディストピア小説。真理省は歴史を捏造し、愛情省の思想警察が尋問を行い、豊富省が食料を配分を決定する。そして権力者の肖像が描かれたポスターがあちこちに貼られ、それを見る人々の帰属意識を構築しています。 物理的には存在しない「想像力の共同体」――すなわち「国家」の人民に信じさせるためのスローガンが敷かれました。 War is Peace(戦争は平和であ ...

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社会 解説 雑記

ここ数年のコンテンツビジネスの変遷を分析してみる ①Vtuber的な活動者を含めた「推し活」とは何なのか?

2024/12/23

ネットの結びつきの本懐は「FF(フォロバ)」にある ヒト・モノ・コトを司るネット社会では、金銭的な商取引や身分証明書の提示を他者に求めることもできるし、そのような現実の責任に基づいたビジネス関係を作れるようになった。しかし、ネットにおける一般的なコミュニケーションの大部分は、現実を担保とするような言論責任も余程の悪意や過激さが伴わなければ求められない。 これは時代が進むと現実の延長線にSNSを用いられている空気が蔓延していながらも、そこで紡がれた繋がりに伴う責任や自分たちの関係性を口にするほど必要としてい ...

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ゲーム 作品解説

『Life is strange』考察 マックスによる「アルカディア・ベイを犠牲にする」か否かの選択について

2024/9/18

https://kiseru-sou-sowing-seeds.com/?p=3796 前回ではレイチェルという人物像を通して描かれたテーマを語ってきましたが、彼女に代わって登場するのが無印ライフイズストレンジの主人公であるマックス・コールフィールド。 彼女は授業中に何故か「時間を巻き戻す」という特異な能力に目覚めています。プレイヤー視点で言われるのが、シリーズが進む毎にマックスの力だけ特別過ぎないかという意見で、捉え方次第ではライフイズストレンジという作品の物語は、時間を歪めたことでアルカディア・ベイを ...

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FROM SOFTWARE ゲーム 作品解説 解説

エルデンリングDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』に向けた小話その2 黄金律の下で存続する「内なる律」について

2024/9/15

始まりと終わりに立ち塞がるのは「黄金」 坩堝という混ざりものが古い黄金樹の生命の発端というのもあると思いますが、ゴドリックのドラゴンなどが接がれることにあの世界の生命が適しているのは黄金樹という存在の根源が、外なる神らしく他の存在を媒介にして「寄生する/依り代となる」ことを生業とする「黄金の獣」の下で生まれたこと。 そして、その祝福によって生まれたデミゴッドや神人が忌みや巨人、蛇といった異なる存在と混ざり合い、時には「死王子」や「腐敗の女神」といった依り代になるのは、彼らを生み出した黄金の祝福そのものが「 ...

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FROM SOFTWARE ゲーム 作品解説 解説

エルデンリングDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』に向けた小話その1 黄金樹の太陽と冷たい炎の時代について

2024/9/12

エルデンリングの物語は「二重螺旋構造」とも言える二つの軸が絡み合って成り立っています。 片やメインストーリーである褪せ人の『使命』いわゆる「エルデの王」を目指す物語。 そしてもう一つが、女王マリカの子たるデミゴッドたちの軌跡を追いながら、それに関わるNPCとご縁を結んで『私の王』になる旅路 「そんな誘惑に靡くほど、私たちの絆は脆弱ではないですよねレイヴン?」 というように、エルデの王になる動機が不純なものに染まって黄金律に背くことが多々あれどこれらの『使命』と『旅』を全うすると、ようやくちょっとだけ全体像 ...

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活動報告 起業 雑記

その閉塞感は「無自覚なコスパ思考」故だと自覚しないとずっと地獄だぞという話

2024/9/5

ライフワークバランスの過剰負荷と逃避 現代の殺伐感を口で説明しようとすると要因は数あれど、おそらくもっとも言及しなければならないのが「人間が賢く合理的な生き物」だと思い込み続けていることにあります。 絶対値ではなく他人との比較から生じる相対で価値を感じるのが人間だからこそ、世界がネットワークによって可視化されたことで見栄や意地を張って共通価値である「お金」「人気」を掴むことが夢とか目標と「逆転」し、いつしか比較対象である他者から見下されないためだけの努力と化す。そんな世界観を築いたからこそ、見ているコンテ ...

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ゲーム 作品解説 映画

『オトナ帝国の逆襲』解説考察 オトナ達が幼児退行してしまったのはなぜか

2024/8/25

老若男女見る層が違ってもそれぞれに違う視点や面白さを提供されてきた『クレヨンしんちゃん』の中でもアニメ映画としての黄金期でもあった『劇場版クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ○○シリーズ』やたら大人向けに仕上がっているユーモアやら、気付きや学びが多いものとして着眼点が尽きない本シリーズの中でも定期的に名作として数えられる『オトナ帝国の逆襲』について今回は語ってみます。 象徴的なオトナと子供たちの対比描写 しんのすけ「なにここ」みさえ「万博」しんのすけ「万博?」 本作の第一声を飾るしんのすけの質問。それに対するみさえ ...

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社会 解説 雑記

今のデジタル社会が人間性を歪ませることに無自覚な私達とその警句【デジモン/MGS/シルバー事件】

2024/8/23

僕たちは間違った道を歩んでしまった 「世界中の人たちとつながり、多様な感性や情報、意見の交換ができる」と『デジモンアドベンチャー 僕らのウォーゲーム』『サマーウォーズ』のようなネットの可能性を説く色んな作品を観ながら思い描いてきた僕たち」は、今思えば超牧歌的な未来を想像していた。 が、こうして20年程の歳月が経ってみると、まったく真逆の世界になっていて「自分に都合のいい情報ばかり吸収して所属を決めて同質化しながら、他者を攻撃する世界」になってしまった。この絶望感は「個人が発信能力を得ることで対話を重ねて、 ...

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活動報告 社会 解説 起業

その閉塞感は「無自覚なコスパ思考」故だと自覚しないとずっと地獄だぞという話

2024/8/19

ライフワークバランスの過剰負荷と逃避 現代の殺伐感を口で説明しようとすると要因は数あれど、おそらくもっとも言及しなければならないのが「人間が賢く合理的な生き物」だと思い込み続けていることにあります。 絶対値ではなく相対で価値を感じるのが人間だからこそ、世界がネットワークによって可視化されたことで見栄や意地を張って共通価値である「お金」を掴むことが夢とか目標と「逆転」し、いつしか比較対象である他者から見下されないためだけの努力と化す。そんな世界観を築いたからこそコンテンツも自分は「他人から見ても意義のあるこ ...

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作品解説 社会

最近しんどいゼロリスク思考と「極論」に惑わされる人々について

2024/8/14

ここしばらく仕事で書き上げた下書きの流用を公開してますが、書いてて気持ちが沈んでいく内容ばかりなので、文体が悪くなる箇所があればご容赦願いたいのと読者の皆様とモヤモヤを共有できればと思ってるので、何卒お願いします。数多くの人が「人体や暮らしの中の健康」について特別勉強するわけでもありませんし、学校でも習いません。しかし、それでも「これは安全です」という情報を教え広めていくことがどれだけ難しいことなのかは分かるはず。それを指し示すための根拠やデータというものが説得を続ける上でどうしても必要になるし、その取得 ...

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元演劇畑の読書家ライターという美の探究者による、

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また、人生というゲームをどう生き抜くのか無理ゲーというレビューが満ちるこの世の中について一緒に考えましょう。

現在、新たな価値創出や人々の生き甲斐を創る第一歩として、音楽やインディーゲーム制作等にも携わっております。

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