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エルデンリング解説/考察 日陰城と城主マレーマレーの役割

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エルデンリング解説/考察 日陰城と城主マレーマレーの役割

前回:人血が何をもたらすのか

日陰城の惨状

実は純粋な毒沼エリアというのは、今作では毒の効力も「朱い腐敗」の下位互換なのもあって、そこまで影が濃いというわけではありません。

毒沼がある場所もあえて挙げるのであれば、地下墓などのごく一部のエリアに限定されています。

そんな中、黄金樹の麓にあるはずの「日陰城」が何故ああなってしまっているのか。

「毒」が意味するもの

接ぎ木によって多くの犠牲者を生み出したストームヴィル城ですら毒沼エリアは発生していません。

これらの違いを挙げるとするならば、城主マレーマレーは腐敗の女神としてのマレニアを信奉している点。

城が毒沼で覆われている理由がそこにありました。

結論から言うと、日陰城の惨状は、代々処刑を担う一族の末裔である城主マレーマレーが死体遺棄しすぎた結果でした。

マレーマレーの目的は血をばら撒き、朱い腐敗の温床となる腐れ湖やエオニアの沼を再現することにあったのです。

毒沼と朱い腐敗

彼の目的はマレニアの眷属となること。マレニアに従った貴腐騎士を受け入れているのも、彼自身もまた腐敗の女神の眷属として、朱い腐敗を受け入れようとした最中だったのでしょう。

蟻棘のレイピア曰く朱い腐敗の毒が滴っている。

しかし、独断で黄金樹に矛を向ける思想を根付かせていたマレーマレーですが、死刑囚エレメールに城を乗っ取られて追い出されています。

勝手に黄金樹に反旗を掲げた彼の思惑が裏目に出て、処刑しようとした相手に城を乗っ取られるという始末に代々付き従ってきた家臣たちも嘆いています。

一応、朱い腐敗を宿したミランダフラワーの定着に成功してはいるものの、朱い腐敗そのものはマレーマレーだけでは成し得ない現象なので、勝手に盛り上がってる内に勝手に自滅した人物ですね。

イマイチ影が薄い「毒」でしたが、今作では朱い腐敗を生み出す「過程」であるという説明を担うステージだったわけですね。

少なくとも、マレーマレーはそう結論付けていました。

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