まったく知らない土地で知り合いに出会った時のような安心感。
ダークソウルでは異世界転生の末に性悪説を口にしながらそれを確かめようと実践する求道者みたいな悟りを開いていましたが、まともな人間などどこにもいないとされる狭間の地、彼は何を思って過ごしているのかとても気になりますね。
瘋癲のパッチという二つ名ですが、まともでないって自称していながら異常な世界での異常者を自認しているという、相変わらずひねくれ者というか厭世的な子ですね。
手や指が象徴的な今作だと、これらは力やら欲望の比喩なのか。墓所では手が切り落とされている像が結構見かけられます。
褪せ人がかつて追われていながら、大いなる意思の都合によって狭間の地に舞い戻った点や、聖職者たちが導きによってその道を補佐するという役割から、なんらかの贄として動かされている示唆は今回序盤から多い気がします。